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遺言書とは

遺言書は、故人が生前にお世話になった人への感謝の気持ちを込めて、あるいはお孫さんなど特定の相手に財産を渡したいといった希望を叶えるために作成する書面です。
遺言書がない場合、相続は民法に基づいて相続人に自動的に配分されますが、遺言書があれば法律の定めと異なる相続の配分をすることが可能です。遺言は、被相続人(故人)の最終的な意思を尊重するための制度であり、誰にどの財産をどのように分けるかを自由に決めることができます。
遺言書の種類
遺言書には、いくつかの形式があり、それぞれ作成方法や保管方法に違いがあります。
法的な効力を持たせるためには、民法で定められた形式を守る必要があり、形式が整っていない場合は無効となることもあります。
こらから代表的な遺言書の種類についてご説明します。
自筆証書遺言
自筆証書遺言は、遺言者が自筆で作成する遺言書です。
全文を自分で手書きする必要があり、作成時には日付と署名、捺印が必要です。
この形式は手軽に作成できる反面、内容に不備があると無効になるリスクがあります。
また、保管場所によっては紛失や改ざんの危険もあります。
公正証書遺言
公正証書遺言は、公証人が関与して作成されるため、法的な信頼性が高い遺言書です。
遺言者が公証人に対して遺言内容を伝え、公証人が書面を作成します。
証人2名の立ち合いのもとで署名・捺印が行われ、公証役場で保管されるため、紛失や改ざんのリスクが低いのが特徴です。
秘密証書遺言
秘密証書遺言は、遺言者が遺言書を作成し、封筒に入れて封印した状態で公証人の確認を受ける形式です。
遺言の内容は秘密のままで、公証人がその存在を証明します。
この形式では、遺言書が秘密に保たれますが、内容に不備があれば無効になる可能性があります。
遺言書によるトラブルを避けるために弁護士に相談しましょう
遺言書を作成する際には、弁護士に相談することが非常に重要です。
弁護士は相続に関する専門知識を持っているため、遺言書の内容や形式が法的に有効であることを確認し、トラブルを未然に防ぐサポートを行います。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットがあります。
遺言書の書き方や法的効力の確認
弁護士は、遺言書が正しく作成されているかをチェックし、法的な効力が確実に認められるようにアドバイスを行います。
特に、複雑な相続内容や特定の相続人に財産を集中させる場合など、弁護士のアドバイスは重要です。
相続後に問題が発生しない
遺言書作成にあたり、遺産の正確な把握が重要です。
不動産や株式などの資産評価を含め、専門家の力を借りることで、相続後に問題が発生しないように準備を進めることができます。
円滑に手続きを進められる
遺言執行者は、遺言書の内容に基づいて遺産を分配し、相続手続きを進める役割を担います。
弁護士を遺言執行者に指名することで、複雑な手続きを専門家に任せられ、確実かつ円滑に相続手続きを進めることができます。
オーダーメイドの遺言書作成

弁護士に相談することで、特定の相続人に遺産を集中させたい場合や、相続権のない第三者に遺贈したい場合など、細かな要望にも対応した遺言書を作成できます。
遺言者の意思を確実に反映させることができます。